トランスリミット創業記.author = 高場大樹

株式会社トランスリミットの代表取締役によるスタートアップ創業期

2014年総括

株式会社トランスリミット、代表取締役高場大樹

かれこれ半年以上もブログの更新が滞ってしまい、ずっと書かないとなあと思いながら大晦日を迎えてしまいました。2014年も残りわずかとなりましたので、2014年総括という名の振り返りを書いてみようと思います。宣言系は全て2015年の年初に任せて、ここでは2014年の振り返りに徹することにします。

起業1年目、人生を賭けた戦いが始まる

2014年1月14日にトランスリミットを3名で創業しまして、2014年は起業家人生の1年目でした。「いずれ自分で起業するためにエンジニアとして力を付ける」と考え、ずっと計画して念願であった「起業」は思ったよりもずっとハードでした。幸いにも事業が順調に伸び、良い仲間も次々と集まってきてくれたので、非常に充実した日々を送ることができました。絶対に成功してやる!という意思を貫き、休みもなく常に勝てる戦い方を考え続けました。年間を通してかなり気を張った1年だったなあと思います。

BrainWarsのリリース、そして大躍進

BrainWarsは創業日から開発を始め、エンジニア2名+デザイナー1名の3名体制で4ヶ月の開発期間、エンジニア1名を加えた4名の状態で2014年5月14日に正式リリースを迎えました。 BrainWarsのシンプルなゲーム性や新規性、洗練されたUI/UXをAppleに認めていただき、世界中のAppStoreでおすすめ枠を獲得、すぐに200万ダウンロードを突破して海外比率が95%を誇るアプリとなりました。そして、iOS版のリリースから4ヶ月後の9月に満を持してAndroid版をリリース。直後に世界中のGooglePlayストアにもおすすめをしていただき、これまでiOS版、Android版を累計して700万ダウンロードを突破、世界150カ国以上で利用され、依然として海外比率が95%以上を誇るグローバルアプリへと成長しました。

グローバル市場でのポテンシャルを評価され、年を通じてLINE Ventures、UNITED、East Ventures、Skyland Ventures、Genuine Startupsの5社から総額3億円超の資金調達も行いました。来年からはより事業を拡大し加速して世界市場を狙いに行きます。

BrainWars大躍進の裏に

この躍進の裏には様々な要因がありますが、まず狙う対象を下手に絞らず世界的に使われるものをコンセプトとしたこと、次にクオリティの高いものにこだわり続け地道にアップデートを繰り返したこと、この2つが非常に大きかったと思います。特にクオリティに関しては、スマートフォンが急速に普及し定着期に入ってきている段階ということもあり、利用者が求めるクオリティの基準がどんどんと上がってきています。中途半端なものを作るとすぐに使われなくなるため、クオリティには拘り続ける必要があるのではないかなあと。アップデートする内容はユーザの意見を聞きながら、自分たちがどのようなサービスを提供したいのかを考えながら決めています。ユーザとはTwitterやオフ会を通じて仲良くなりコミュニケーションを取ることで定期的に意見を吸い上げています。判断に困ったら何名かのユーザに意見を聞き、頑張り方を間違えないようにしています。ユーザの皆さんは非常に良い人が多く、ゲーム内に何か問題があるとすぐに教えてくれるので、大きな問題を未然に防いだりすることも多々あります。

よく秘訣とか何でとか聞かれたりしますが、これまでの経験を元に基本を高度にやり続けた結果だと思っています。

仲間が続々と増えてきた

株式会社トランスリミット、代表取締役高場大樹

創業時に3名だったメンバーは事業の拡大とともに続々と増え、エンジニア8名、デザイナー2名の総勢10名の組織となりました。平均年齢は27.5歳くらいで、エンジニアとしてひと回り経験を積んだくらいの脂の乗った伸び盛りのメンバーが揃ってきています。元々の知り合いが信頼関係で一緒に挑戦することを選んでくれたケースが多く、チーム一丸となって挑戦をしている雰囲気があります。自分で言うのも難ですが、非常に素晴らしいメンバーが揃っているなあと感涙気味でございます。また大学4年生のインターン生2名はトランスリミットの可能性を感じ、来年度2015年新卒としてトランスリミットに入社することを希望してくれました。 このように徐々にではありますが、素晴らしい仲間が揃ってきており起業して本当に嬉しく感じることであります。

社長は遊撃手のような役回り

会社を経営するには事業だけでなく、法務とか税務とか資金繰りとか非常にたくさんの知識が必要となります。そのようなことができる人材なんて、もちろん社内にいないので社長自らやるしかない。本業以外に時間を使っている暇なんてないと思ってたり言われたりもするけれど、外部のリソースを使おうにもある程度は理解していないとお願いすらできない。とは言っても、本業が伸びて利益を出せないと会社がそもそも存続できない。事業が立ち上がるまでは、社長自身が切り込み隊長をしながら、穴を埋め、火が吹いているところを消化し、対外的には冷静に対応をしつつ、先の先まで考えてるといったように全てのことをやる必要があります。目の前のことに追われながら先のことを考えなければいけないのがデフォルトであり、考える余裕が無いとか通用しないんだと。多少守りが甘くともひたすら事業を伸ばし続けるのが先決かなあと。事業を伸ばすために何がいま一番必要かを考えてそれに時間を使う、それが社長の仕事かと。社長が遊撃手をやっている中で、創業者でありCTOの工藤が腰を据えて開発を進めている。そういった役割分担も非常にうまく行きました。

やれば何でも出来てしまう要領の良さが社長として悪い点だと指摘されるとこでもあるので、1年目は全てにおいて面倒を見ていたけども2年目は任せられる部分はどんどんと任せていきたいなあと、早川君に期待。

できごとのまとめ

・1月、株式会社トランスリミット創業
・2月、Genuine Startups、Skyland Venturesより資金調達
・4月、EastVenturesを引受先とする第三者割当増資による資金調達
・5月、iOS版BrainWarsをリリース
・5月、Infinity Ventures SummitのLaunch Padに登壇
・7月、iOS版BrainWarsが100万ダウンロード突破、米AppStoreゲームランキング1位を獲得
・8月、iOS版BrainWarsが200万ダウンロード突破、アジア圏AppStoreでもゲームランキング上位を獲得
・9月、東京ゲームショウ2014に参加
・9月、Android版BrainWarsリリース
・10月、オフィスを渋谷区道玄坂に開設
・10月、Android版BrainWarsが200万ダウンロード突破
・10月、LINE、ユナイテッド等を引受先とする第三者割当増資による総額3億円の資金調達
・10月、BrainWarsが累計500万ダウンロード突破
・11月、Tech Crunch Japanに登壇
・11月、BrainWarsが累計700万ダウンロード突破
・12月、中国AppStoreにて「Best of 2014」に選出
・12月、世界38ヶ国のGooglePlayにて「Best Game of 2014」に選出
・12月、CNET Japan AwardにてCNET Japan賞を受賞

終わりに

個人的に2014年は1月に起業して、5月に婚約して、6月に28歳なってというように環境が超絶変わった年でもありました。28歳となり体質の転換期と言いますか衰退期と言いますか、体格が良いと言われていたこれまでの体が徐々に崩れはじめてきました。自分でも信じられないんですが、とてつもない勢いで筋肉がただ肉に転換しております。工藤からも「高場さん、痩せて欲しいんだけど。」と言われるようになってしまいましたので、来年から気合い入れて体作りをはじめようかなと思っております。きっと来年から。

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